【仙山線で行く絶景旅】面白山高原と奥新川の魅力、そして“鉄道の不思議”体験記

【仙山線で行く絶景旅】面白山高原と奥新川の魅力、そして“鉄道の不思議”体験記

仙台市街から日帰りで気軽に訪れられる自然スポットをお探しの方に、今回ご紹介したいのが「JR仙山線の旅」

特に「面白山高原駅」「奥新川駅」は、知る人ぞ知る魅力あふれる場所です。春の桜、新緑、紅葉、そして雪景色。四季折々の自然に包まれながら、ちょっとした鉄道の冒険気分も味わえるエリアです。

仙山線に乗って「面白山高原」へ

2025年のゴールデンウィーク初日(※有給休暇)となった4月25日、仙台駅からJR仙山線に乗り、山形県との県境近くにある「面白山高原駅」まで足を伸ばしてきました。標高440メートルの場所に位置するこの駅、名前からしてすでにインパクトがありますよね。

▲標高は440メートル、仙山線で最高地点です

駅に降り立つと、冷たい風が吹き抜けていて少し寒さを感じましたが、空気はとても澄んでいて気持ちが良い!桜がちょうど満開で、渓流や滝と相まって、見事な景色が広がっていました。

▲面白山高原駅の滝から、ぐるりと一周
▲仙山トンネルの出入り口、秋の紅葉も素晴らしい

【体験談】帰りの電車が強風でまさかの徐行運転

帰りの列車ではちょっとしたハプニングが。強風の影響で列車が徐行運転になり、「これはいつ着くんだ…?」という超低速で進行。

仙山線が強風で止まる理由は、「第二広瀬川橋梁(熊ヶ根鉄橋)」が原因であることが多いようです。2025年4月時点では「日本一高いトレッスル橋」とのこと。その熊ヶ根鉄橋を渡り切ろうとした動画がこちら▼です。

▲熊ヶ根鉄橋を渡り切る瞬間

相当トロトロのスピードで通過し、無事に橋を渡り切ることができましたが、その後数十分止まってしまいました。結局風速が収まることがなく、ブレーキとアクセルを繰り返しながら徐行運転を続けます。

陸前白沢駅を過ぎたら急に通常速度を取り戻し、なんと時速90kmオーバー!思わず「え、今まで何だったの?」と突っ込まずにはいられませんでした。速度規制は「決められた駅間」の全区間で守る必要があるのでしょうか。

過去を振り返っても電車トラブルの渦中にいた経験はほぼ無かったのですが、個人的には貴重な体験となりました(通勤時とかでなくて良かった……)。

面白山高原駅は“山岳駅”だけど実は秘境でもない

名前や標高だけを見ると「面白山高原駅」は秘境のように思えますが、実際は登山客やハイカーに人気のあるアクセスしやすい駅です。仙台市街からの距離もほどよく、日帰りハイクにぴったりのロケーション。

▲面白山高原駅(Googleマップ)

実は、もっと「最高の秘境駅」が仙台市内にあったのです。

仙山線イチの秘境は「奥新川駅」だった

真の秘境感を味わいたいなら、その一つ手前(仙台駅側)にある「奥新川駅」がおすすめ。ここは仙台市内にありながら、ほとんど人が降りることのない静寂な駅です。

かつてはハイキングコースも複数あったそうですが、現在は閉鎖されている場所も多く、自然だけが広がる空間になっています。その分、新緑や紅葉の時期にはまるで絵画のように美しい風景に出会えるチャンスがあります。

▲奥新川駅(Googleマップ)

▲奥新川駅も標高374メートルもあり、冬は深い雪に覆われます
▲新緑が美しい奥新川周辺の車窓

ドローン撮影の映像をお借りします

dronemiyagiさんという方が素晴らしい奥新川の景色を公開してくださっていますので、ご紹介します。これを見たら絶対に紅葉を見に行きたくなるはず……。そして、仙山線がいかに深い渓谷を通っているのかもお分かりになると思います。

仙山線の名物「仙山トンネル」も必見

もう一つの見どころ(聞きどころ?)は、仙山線を象徴する「仙山トンネル」。奥新川駅~面白山高原駅間に存在する、全長5,361mの長大トンネルです。

走行中は「キーンッ」とした爆音が車内にまで響き渡り、はじめて乗る人は驚くかもしれません。ですが、この音がクセになる!という方もいるかもしれません(実は私もその一人です……笑)。山岳路線ならではの“味わい”として、ぜひ一度体験してみてください。

ちなみに、仙山トンネルには面白山高原駅側に信号場があり、ポイント通過時は相当揺れますので座っているときでもお気をつけください。

注意点:仙山線は「自然」にとても敏感な路線

仙山線は自然豊かなエリアを走るため、運行トラブルも多めです。強風、大雪、大雨、落ち葉、さらには動物との接触などが原因で、しばしば遅延や運休が発生します。

また、冬期は「面白山高原駅」「奥新川駅」ともに朝晩の列車が通過扱いになることがあるので、冬に訪れる際はご注意ください。先に時刻表を確認するのが安全です。

冬期期間における仙山線の一部列車通過について

山形市街を目指すなら:仙山線とバスの比較

仙台市街と山形市街の直行が目的で、移動の快適さや時間の正確さを重視するなら、仙山線よりも高速バスのほうが安心です。

ただし!車窓からの景色を楽しみたい方、旅情を味わいたい方には、断然「仙山線」をおすすめします。深い山々の景色、長大トンネル、渓谷美、秘境駅……乗っているだけで小さな冒険気分が味わえます。

また、途中にある有名な観光地「山寺駅」は高速バスでは行けないため、山寺駅に寄りたい方は必然的に仙山線を選ぶことになるでしょう。

まとめ:日常を抜け出して、自然と鉄道の旅へ

「面白山高原駅」と「奥新川駅」は、それぞれ違った魅力を持つ小さな駅。週末のリフレッシュに、あるいはちょっとした冒険気分を味わいたいときに、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

仙山線に揺られながら、日常を離れて自然の中へ。きっと心がほどけるひとときになりますよ。

JR仙山線の時刻表を見る

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